教育目標

ABOUT HCC

保育学科

 本学科は昭和29(1954)年に「保育科」として設置された。保育者としての在り方を本学の建学の精神である「筑紫の心」を基礎に、人間形成の最も大切な時期である幼児期を担うことのできる質の高い保育者を養成することが教育目的である。本学科では文部科学省管轄の教育職員免許法に定められた幼稚園教諭二種免許状と厚生労働省管轄の保育士資格が同時に取得可能である。そのため、この免許・資格の取得の実現に向け、幼稚園教諭・保育士としての一般教養と専門的知識を修得し、その応用的能力を伸ばすと共に人間関係を大切にする豊かな人格の完成に努め、広い視野から社会に対応し得る実践力を身につけた健全な保育者を育成することを教育目標としている。

食物栄養学科

 本学科は昭和33(1958)年の開設以来半世紀以上にわたり本学の教育理念である実学教育を中心に据え、「食」のスペシャリストとしての実践的な栄養士の育成を目指してきた。その理念のもと、今日の「食」のあり方や高齢社会に起因して顕在化する様々な問題に実践躬行して取り組むことのできる栄養士として、家庭はもとよりあらゆる世代にわたる人々の健康づくり(食育)に寄与できる人材の育成を教育目標としている。

専攻科(介護福祉専攻)

 本専攻科は長年にわたり保育の現場を担う保育士の養成に貢献してきた保育学科における保育技術経験を土台に、介護福祉士としての専門能力を更に修得させ、円熟した介護サービスの専門家を養成することを教育目的として、平成14(2002)年に設置された。昭和63(1988)年の介護福祉制度の施行から現在に至るまでの介護福祉士の在り方及び養成プロセスを踏まえたカリキュラムが見直しされ、平成21(2009)年4月1日より新しい制度が施行された。また、平成29年度から養成施設卒業者に受験資格を付与し、5年間をかけて国家試験の義務付けの導入がなされるようになった。人間の尊厳を支えるケアの実践、自立支援、介護予防など建学の精神の理念と高い倫理性に立っての学習や職業意識を持たせることを教育目標としている。